カウンセラーの皆様へ

本研究会は、次の会則を定めています。会員資格を満たしていない場合でも、守秘義務を持つ専門家の方には、準会員として勉強会・研究会には参加可能です。会員として入会ご希望の方、準会員として勉強会参加をご希望の方は、本研究会会則をご確認の上、どうぞ運営委員会まで御連絡ください。

開業カウンセリング研究会会則

(名称)

第1条 本会は、開業カウンセリング研究会(Japanese Counseling Association for Private Practitioner)と称する。

(事務所)

第2条 本会の事務局は、あさくさばしファミリーカウンセリングルーム(東京都台東区浅草橋1-3-15 リバーサイド浅草橋803)に置く。

(目的)

第3条 本会は、開業カウンセリングを生業とする専門家同士が切磋琢磨していくこと、適切に開業心理サービスを提供できるようクライアントに向けた情報発信をしていくことを目的とし、2019年12月13日に設立する。

(会員)

第4条 本会の会員は、次の正会員と準会員とする。

1. 正会員資格

⑴ 公認心理師もしくは臨床心理士の資格を持つ者、または、これらと同等の能力を有していると、本会運営委員会が特に判断したもの。

⑵ 満年齢40歳以上の者。

⑶ 開業カウンセリングを週8回以上実施して、この臨床経験を3年以上有する者。

⑷ 本会への入会は、正会員資格を満たし、正会員2名以上の推薦を受けて運営委員会によって決定される。

⑸ 以上の要件に満たない者に対して、準会員として運営委員会の判断により、勉強会の参加を認める場合がある。

2. 準会員資格

⑴ 原則、正会員資格のうち1つのみ条件を満たしていない。加えて、運営委員の総合判断とする。

⑵ 準会員は、勉強会の参加のみ(発表の担当はない)であり、議決権等は持たない。

(入会)

第5条 会員として入会希望の者は、本会のホームページから入会申込書を送り、正会員資格を満たし、正会員2名以上の推薦を受けて運営委員会によって承認されたら、誓約書を提出することで入会できる。

(退会)

第6条 会員は、事務局に退会届を提出することにより随時本会を退会することができる。 

(反社会的性力等の排除と会員資格喪失)

第7条 入会希望の者が暴力団関係者等、反社会的勢力である場合は、入会できない。また入会後、反社会的勢力に加わった場合は会員資格を失う。

(除名)

第8条 会員において、本会の会則に反する行動や言動、または自己の利益のみを追求する行動などがみられ、本会の活動に支障をきたすものと運営委員会が判断した場合、その決議により当該 会員を除名することができる。 その際は、既納の会費等の返還はしないものとする。

(会費)

第9条 会の運営にあたって、会員について会費を定める。

第9条 会の運営にあたって、会員について会費を定める。

⑴ 正会員は、年会費1万円とする。

⑵ 初年度の会費は、6月までに入会した場合を1万円、それ以降の場合は、会費をひと月1000円とし、年度の残月数分を掛けた額とする。正会員承認の告知を受けた月から会費発生の対象となる。

⑶ 準会員は、勉強会の参加にあたり別途、勉強会の内容に応じて参加費を設ける。基本的には、以下の通りとする。

外部講師招聘の場合は5000円/1回、会員のみの場合は2000円/1回

⑷ 年会費及び勉強会費の金額は、運営委員会の決定によって変更できる。

⑸ 納付された会費は、理由の如何にかかわらず返還されない。勉強会費の返還についてはその限りではない。 

(活動内容)

第10条 本会は、第3条の目的を達成するために次の活動を行う。

1. ホームページ作成及び管理運営設立趣旨を公示する。

⑴ 設立趣旨を公示する。

⑵ 正会員と主宰する機関の紹介、リンクを行う。紹介については、自己紹介と他の正会員2名の推薦を掲載する。

⑶ カウンセリングを求める人へのガイダンスを行う。

2. 勉強会の開催

⑴ 事例発表会

⑵ 外部スーパーバイザーによるグループスーパービジョン

⑶ その他、研究発表等

(秘密保持)

第11条 当会は、以下のとおり個人情報保護方針を定め、個人情報保護の仕組みを構築し、全会員に個人情報保護の重要性の認識と取組みを徹底させることにより、個人情報の保護を推進する。

1. 個人情報の管理

⑴ 当会は、会員、クライエントの個人情報を正確かつ最新の状態に保ち、個人情報への不正アクセス・紛失・破損・改ざん・漏洩などを防止するため、セキュリティシステムの維持・管理体制の整備・教育の徹底等の必要な措置を講じ、安全対策を実施し個人情報の厳重な管理を行なう。

2. 個人情報の利用目的

⑴ 本サイトでは、会員、クライエントの問い合わせ時に、名前、e-mailアドレス、電話番号等の個人情報を登録する場合がある。これらの個人情報は提供される際の目的以外では利用しない。

⑵ 会員、クライエントより提供された個人情報は、当会からの連絡や案内、質問への回答として、電子メールや資料の送付に利用する。

3. 個人情報の第三者への開示・提供の禁止

⑴ 当会は、会員、クライエントより提供された個人情報を適切に管理し、次のいずれかに該当する場合を除き、個人情報を第三者に開示しない。

・会員、クライエントの同意がある場合。

・会員、クライエントが希望するサービスを行なうために当社が業務を委託する業者に対して開示する場合。

・法令に基づき開示することが必要である場合。

・法令等により開示が求められた場合。

・警察や司法機関、税務署等の要請があった場合。

・会員、クライエント、または公衆の、生命、身体または財産に対する差し迫った危険があり、緊急の必要性で、会員、クライエントの同意を得ることが困難である場合。

4. 個人情報の安全対策

⑴ 当会は、個人情報の正確性及び安全性確保のために、セキュリティに万全の対策を講じる。

5. 本人の照会

⑴ 会員、クライエントが本人の個人情報の照会・修正・削除などを希望した場合には、本人であることを確認の上、対応する。

6. 法令、規範の遵守と見直し

⑴ 当会は、保有する個人情報に関して適用される日本の法令、その他規範を遵守するとともに、本ポリシーの内容を適宜見直し、その改善に努める。

7. 勉強会、その他の集会等に際して

⑴ 勉強会、その他の集会(以下、当勉強会)参加規約(以下、当規約)は、会場およびオンラインでの勉強会、その他の集会に共通で適用されるものとする。

⑵ 当勉強会は、原則的に当会の正会員、準会員が参加できる。勉強会の趣旨に応じて、それ以外に守秘義務を十分に理解し、遵守できる者も参加できる。

⑶ 当勉強会の内容は、下記いずれの形態でも、各自の所持資格で定める守秘義務が課されているものとして取り扱うこと。

・紙資料

・スライド資料

・事例資料

・発表者、スーパーバイザー等による解説

・参加者からの質問

⑷ 下記の行為は禁止する。

・会の録音・録画

・資料(紙媒体および電子媒体)の複写・複製

・上記の第三者に対する譲渡・配布・販売

・オンライン視聴用のURL・パスワードの第三者への漏洩

⑸ 事例資料は確実に返却または廃棄処理すること。

・会場勉強会…資料表紙にフルネームを記名し、終了時に事務局の指示に従い返却すること(参加者は、回収確認完了後に退出)。

・オンライン勉強会…電子データは使用端末の記憶媒体から確実に消去すること。プリントアウトした資料は、シュレッダー等で内容を判別できない形状にしたうえで廃棄すること。

⑹ 当規約に違反した場合、当勉強会への参加を許可しない。また、違反による損失・損害に対し、賠償請求をする場合がある。

(禁止事項)

第12条 会員は本会会員に対する金銭の貸借、宗教・政治活動の勧誘、署名活動を禁止する。

(運営委員会)

第13条 本会は、運営委員会を設置する。

⑴ 本会は、会の業務執行を管理、決定する役員として正会員の中から運営委員を選び、運営委員会を組織する。

⑵ 運営委員会は互選によって、運営委員長と事務局長を置く。

⑶ 運営委員は、運営委員長と事務局長を含め、最大5名まで置くことが出来る。

⑷ 運営委員会は全員の参加によって成立し、その議決は運営委員3/4以上の承認を必要とする。

(責任の放棄)

第14条 本会は、会員個々のカウンセリング業務に伴ういかなる不利益、事故などの損害について責任を負わない。

(法令遵守)

第15条 会員は、関連する法令を遵守する。

(会計)

第16条 本会の会計年度は、毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる。

附 則

1.本会則は2019年12月13日から施行する。

2.本会則は2021年2月7日から改正し施行する。

3.本会則は2021年6月8日から改正し施行する。

4.本会則は2021年8月29日から改正し施行する。

5.本会則は2022年3月9日から改正し施行する。

定例勉強会のお知らせ

第1回勉強会 (症例報告)

レポーター:興津 祥子
日時:2020年4月24日(金) 午後2時〜5時
場所:オンライン開催
タイトル:子の思春期問題と家族配置の見立て

初回JCAPP研究会は、緊急事態宣言下であったため、ZOOMでの実施となりました。
興津祥子さんに症例報告をしていただき、参加者5名で検討、ディスカッションを行いました。
カウンセラーが、母親・父親・子のセッションを別々に実施していたケースで、それぞれの面接記録から、家族全体の見立てを検討しました。また、カウンセリングが進む中で家族間の力動が変化していく流れを追いました。多様な視点から、症例を見ることができ、大変有意義な時間となりました。

第2回勉強会 (講演)

レポーター:新明一星
演題:認知行動療法による症例理解と実臨床
日時:2020年7月31日(金) 午後2時〜5時
場所:あさくさばしファミリーカウンセリングルーム

第3回勉強会 (症例報告)

レポーター:岩本祥子
日時:2020年11月29日(日) 午後2時〜5時
場所:オンライン開催
タイトル:様々なケースにおける不調者の状態の見立て及び有効な質問の検討

第3回目の勉強会も引き続きZoomでの実施となりました。岩本祥子さんに症例報告をして頂き、参加者5名で検討、ディスカッションを行いました。向精神薬の服薬を希望している不調者の状態やコメントから、改めて、その方の病態の見立てを検討しました。また、どのような問いかけをすれば、その方の状態がより見えてくるかなど、参加者の経験に基づく提案や事例をもとに理解を深めていきました。参加者の見立ては皆、同じ方向性であるものの、見落としがちな細やかなポイントなど新たな発見や気づきのある勉強会でした。

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